HOME > ギャラリー:トルコン太郎 ATF、CVTF圧送交換(輸入車) > GM ハマー HUMMER H2 2003モデル トルコン太郎ATF圧送交換

ギャラリー

GM ハマー HUMMER H2 2003モデル トルコン太郎ATF圧送交換

名古屋市守山区からお越しいいただきました。

HUMMER H2(戦車) です。

最近中古で安く購入したらしく、ハマーのATFを交換は断られるようで、しっかりと説明させていただき、ATのリフレッシュをご希望で当社にご依頼いただきました。

超重量級かつワイドボディですのでリフトスペースとは別の場所でジャッキアップで施工しました。(車高が高いので楽に潜れます)

使用オイルは当社定番のアイシンAFW+ですすぎ、ワコーズATFプレミアムスペックで仕上げます。

走行距離は136762マイル

なんとメーター読みで約220000km。

中古並行車ですから実走行かすら怪しいです(笑)

ATF交換歴は不明ですが、特に難しい作業ではないので下抜きか、上抜きくらいはやっていることでしょう。

ATはGM製4L65 4ATです。

ですが、乗った感じは、出だしはもたつきますが、気になるショックはなさそうです。

V8、6000tのVORTEC、OHVエンジンのトルクと3トンの車重を動かしているので相当疲れているでしょうね。

リフレッシュしてやります。

ATオイルパンです。

ディープパンと言われるオイルパンですね。

シャローとは互換性もなく、ボルト本数も違った記憶があります。(間違っていたらすいません)

オイルにじみがひどいですね。

よく見ると、オイルパンのボルトが1本ありません(笑)

振動で緩んでなくなったか、なくしてつけてないかでしょうね(笑)

交換はしてるかもしれませんね。

ビンに採取します。

悲惨なくらい真っ黒ですがザラつきはありません。

オイルパンを取り外し、ミッション内部とご対面です。

フルードが死んでいるだけで、ミッションはまだまだいけそうですね。

オイルパン内部です。

スラッジ等の異物がポツポツと沈殿していました。

ストレーナーを取り外しました。

吸い口には異物は付着してませんでした。

マグネットはチンケなもので、完全飽和状態ですね。

相当量の鉄粉です。

相当前に、本国でATFを交換しているかもしれませんね。

GM純正のフィルターKITを使います。

と言ってもAC DELCO ですが。

実はガスケットの材質が異なり、安値な社外のガスケットを使用すると早い段階でにじみや漏れが発生するようです。

GM製ATの定番、圧入されているストレーナーのスリーブです。

交換します。

写真の上下が反転していますが、新品のストレーナーを装着しました。

オイルパン、マグネットを完全にキレイにしました。

オイルパンを復旧しました。

アイシンAFW+をトルコン太郎にセットします。

ハマー H2とトルコン太郎を接続します。
(この車両も普通に接続はできません。)

アイシンAFW+を注入後、エンジンをかけた状態です。

このまましばらく放置した後、圧送交換を行います。

圧送交換開始です。

1回のすすぎでどこまでキレイに仕上がるか楽しみです。

指定量の半分ほど圧送交換が進んでいる所です。

右の廃油モニター内のオイルに赤みが出てきていますね。

交換終了後、15分ほど経過したところです。

明度は新油に比べて暗いですが、次の交換でほぼキレイにできるレベルかと思います。

この状態でもビンに採取したオイルと比べると雲泥の差ですね。

ワコーズATFプレミアムスペックをトルコン太郎にセットします。

ワコーズATF、CVTFプレミアムスペックの特徴です。

○滑らかな変速フィーリングと高い動力伝達能力を両立します。
○Full Synthetic Fluid (100%化学合成油)とすることで、優れた耐熱性および酸化安定性を長期間安定して維持します。
○国産ATFの性能規格である、JASO 1-A-LVに適合しており、安心して使用できます。
○油膜の保持と省燃費性能を両立した処方のため、幅広い車種への対応が可能です。

実際に入れ替えて変速フィーリング、加速感の違いを体感された方は多数いらっしゃいます。
AFW+よりも滑らかな変速と力強い加速に変わります。
低温時から高温時まで安定して油膜を保つことができます。
特に冬場の朝一番の低温時、1速から2速に切り替わるときのタイムラグが感じられなくなります。
パドルシフトの応答性もよく、シフトアップ、ダウン共にリニアに変速してくれます。
しっかりエンジンブレーキも効くようになる車両も多いです。
低粘度ですが耐久性も抜群にいいです。
多段式化したATはただでさえ低粘度のATFを使用しないといけないので、せん断安定性が特に求められます。
プレミアムスペックはせん断安定性が強く、長期にわたって強靭な油膜を保つことができるのでミッションの保護にもつながります。
このせん断安定性が弱いと粘度低下が早まるため、油膜が保てなくなりミッションにダメージがおよびます。

これから車を長く大事に乗られたい方、違いを体感されたい方、ワンランク上の性能を求める方には非常にお勧めのオイルになります。

国産メーカーのATFの中では広く輸入車のアプルーバルを取得している安心性能も売りですかね。

現状、ワコーズではTypeVと言う4速5速向けの低価格の全合成油がでていますが、この車両を施工した2018年11月は発売前でした( ノД`)シクシク…

ワコーズATFプレミアムSに入れ替えを行います。

約半分ほど圧送交換が進んでいる所です。

右の廃油モニター内のオイルの色味がオレンジ色になってきましたね。

交換終了です。

透明度は非常に高い状態で仕上がりました。

走りにどれくらい変化が現れるか、私自身が非常に楽しみです。

この車両はゲージ付き車ですので、ホースを外す際に比色用にビンに採取します。

グリルガードの取り付けも同時にご依頼いただきましたので取付ました。

より一層ゴツさが増しましたね!(戦車みたい)

H2の人気絶頂期はゼノンのフルエアロに大口径メッキホイールが流行ってましたが、私はこの車両のような控えめのホイールサイズにマッドタイヤ、グリルガード、リフトアップ系の何処へでも行けそうなオフロードカスタムが大好きです!!

定番の比色です。

左から順に、ワコーズATFプレミアムSの新油、ホースを外す際に採取した現在ミッションの中を流れているオイル、最初にドレンアウトしたオイルの順です。

肝心な走りはと言うと、アクセルのツキがかなり良くなりました!
VORTECのOHVエンジンと相まって、アクセルをチョンと深めにあおると、車体が上に持ち上がる感覚に変わりました。
相当伝達ロスしていたんでしょうね(笑)
変速は交換前よりかは早く切り替わるようになりました。
この走りの変化にオーナー様も喜ばれていました。

シボレーのタホがベースの重量級の車両ですから、よくATが頑張ってくれていると思います。(牽引車両も同じことが言えます)
まだまだ快調に走れそうです。

当社では輸入車のATF圧送交換も積極的に取り組んでいますのでお気軽にお問合せください。

お客様にお話をさせていただき、ご希望のフィーリングにできるよう、使用フルード、添加剤の使用の有無、交換量の選定をしてます。(ATF、CVTFはフルードの動粘度、特性等でフィーリングの変化が違います。好みのフィーリングから外れることもございますのでマッチングについてもお問い合わせください。)

輸入車のATF交換 CVTF交換トルコン太郎 による圧送交換はトルコン太郎設置店 愛知県 豊明市 M’s Factory にお任せください!!

 
前のページに戻る
MENU