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8JBWA アウディTT DSGフルード交換

地元の常連様です。

アウディTT 8J です。

2代目のTT、初代のポッテリした見た目からスタイリッシュになりましたね。

この車両は湿式6速DSG(ダイレクトシフトギアボックス)搭載車です。

別件で預かったのですがシフトをバックに入れて発進するとガツンと衝撃があり前進の時は発進時にギクシャクしていたのでフルードの交換と診断機によるキャリブレーション(校正)をすることになりました。

こちらが本題の整備です。  こちらをクリック!

使用オイルはNUTEC NC−65を使用します。

圧送ではなく下抜きでの交換です。(圧送はできません)

走行距離は約100000km。

中古購入でDSGフルード交換の履歴はわからないそうです。

走り出してしまえばそこまで違和感を感じないのでフルードの交換とキャリブレーションでなんとかなりそうです。

ドレンアウトします。

結構キレイです。

交換は一回はされている車両だと思います。

オーバーフロー式ですのでチューブも取り外します。

4.5L近くは抜けるはずなのですが、4Lないくらいです。

油量不足かな?

カートリッジ式のフィルターがミッションケース上部にあるので交換します。

目の細かい対策品に変わっているのでフルード交換はされていた車両決定ですね。

新品のフィルターです。

AT、CVT用のストレーナーとは比べ物にならないほど細かいです。

それだけDSG、DCTなどは繊細な機械だと分かりますね。

NUTEC NC−65をトルコン太郎にセットします。

今回はただの注入器として使います。

こちらは旧パッケージです。

最近知名度がかなり上がってきてますね。

こだわり派、レース関係の方、御用達のメーカーです。

DCT用のフルードですがATF、CVTFにも使用できる性能を確保した汎用性が高い市販最高峰のフルードになります。
レースでの使用を前提としていますので、エステルベースで強靭な薄膜の油膜でしっかりとトルク伝達ができ、ミッション内部をバッチリ保護。超低粘度で耐熱性もかなり高く長持ちです。

入れた方しかわかりませんが、熱ダレした感じがほぼありません。

左の新油モニター内のオイルがNUTEC NC−65です。

こちらもワコーズのプレミアムスペックシリーズ同様、着色されていないフルードになります。

粘度は冬の寒い時期でも水のようにシャバシャバです。

右のビンの中のオイルがドレンアウトしたフルードです。

激しく劣化はしてなさそうなのですが、中古購入後20000km以上は走行しているようですので交換必須ですね。

オーバーフローチューブの内径が太郎さんのチューブといい感じに合うので差し込んでNUTEC NC−65をドレンアウトした量より1ℓ以上余分に注入します。(入っていた量が明らかに少ないと思われるため)

チューブを抜くときに瞬時にドレンボルトを装着します。

手元が狂うとオイルを腕に浴びてしまいますよ(笑)

冷却後、診断機で油温を確認し規定温度内でオーバーフローさせます。

オーバーフロー中です。

一回の交換でかなりキレイになりましたね。

流れ出てくるフルードがもったいないです。

オーバーフローした結果、500mlも抜けなかったので油量不足確定ですね。

約1ℓは不足していました。

前回はどうやって交換したのか気になりますね。

比色です。

左の新油モニター内のNUTEC NC−65と真ん中のビンのオーバーフローさせたミッション内のオイルと比べてもほんのり色がついているくらいで濁りは一切ありませんね。

ここまでキレイになってれば問題ありません。

診断機で指示通りガタゴトと音をたてながらキャリブレーションをして試運転です。

なくなっていたクリープも復活、バック時のガツンも消失、前進発進時のギクシャクと1速2速間の半クラッチの違和感がすべて解消されました。

非常に変速もスムーズでリニアにアクセルワークに反応するようになりました。

乗ってて楽しい本来のDSGに戻りました。

機械的な異常が起こる前に何とかなってよかったです。

ミッションの大きさの割に大量のオイルで潤滑、冷却、保護等をしているので油量管理はかなりシビアです。

今回は油量不足で上記のような症状が起こったことが一番に考えられます。

オーナー様も変化に驚き別の車に乗ってるみたいと喜ばれていました。

ATF交換 CVTF交換トルコン太郎 による圧送交換は トルコン太郎設置店 愛知県 豊明市 M’s Factory にお任せください!!

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