ギャラリー ＧＲＸ１２０　マークX　トルコン太郎ATF圧送交換｜愛知県 豊明市の板金塗装、自動車修理専門店　エムズファクトリー

今回はリフトに別の車両があるためジャッキアップで施工します。

走行距離は８４０００ｋｍ
１８年車ですので１１年前の車両になります。
ドレンボルトを確認したところ、工具をかけた跡がありませんでしたのでＡＴＦの交換歴はおそらくありません。

試乗させていただくと、もっさりとした加速で６速ＡＴにしてはシフトアップ時にタイムラグがあります。

交換後の試乗が楽しみです。

この車両は密閉式のＡＴクーラーを装着していますので通常の圧送交換はできないのです。

そこでアタッチメントを購入、自作して圧送交換できるようにしました！！

このようにアタッチメントを写真で載せている会社はないと思います。
もし、同業者の方がこのページを見た時に制作の参考にしてもらえたらと思い、私はあえて載せます。

ワンオフパーツ作成 etc.ページにて制作過程を載せています。
よろしければご覧ください。　こちら

今回は写真の一番左のアタッチメントを使用します。

オイルパン、ストレーナーを取り外して洗浄後、新品のガスケットを取り付け、アタッチメントを装着が完了したところです。

この手のＦＲのミッションはご覧のとおり、アタッチメントのクリアランスもギリギリです。
触媒が真横にあるので既存のＡＴクーラーを取り外すのに熱いですし一苦労です。
少し冷ましてからの作業になりますので時間がかかります。

エンジンをかけ、Ｎレンジに入れたところです。

左側が新油になります。
この車両はトヨタＷＳが純正で入っていますので、今回はアイシンＡＦＷ＋を使用します。

右側が現在ＡＴの中を循環しているオイルになります。

かなり黒ずんで透明感がないのがわかりますでしょうか？

メッシュフィルターも新油と違い、透けて見えませんね。

浮遊物、スラッジ等見受けられませんでしたので規定量を一気に交換していきます。

旧油を抜き取り中です。

基本的に洗濯機と一緒で全自動ですのでセットしてしまえば交換中はトルコン太郎がすべて考えて仕事して、終わるとブザーで教えてくれます。
頼もしい従業員みたいな物です。（笑）

右のモニターを通り、ミッション内のオイルが廃油タンクに排出されていきます。

指示量の交換が終了し、３０分間循環クリーニングが終了たところです。

先ほどの画像よりモニターのオイルの色が赤みがかっているのがわかりますでしょうか？

私の写真の撮り方がへたくそでわかりにくいのですが、新油と比べて赤みはでてきたのですがまだ透明感はありません。

オーナー様はできるかぎり完全入替をご希望でしたので、もう一度規定量の入れ替えを行いたいと思います。

経験上、これくらいのオイルの汚れ方の車両は規定量の倍の量でほぼ新油に入れ替わります。

２度目の交換中です。
排出されていくオイルに透明感がでてきました。
あと少しで入替完了です。

入替完了後、１５分経過したところです！

ＡＴ内が新油とほぼ変わりない程度に綺麗になりました。

あとは車両からアタッチメントを取り外し、フルードレベル調整に入ります。

車両診断機、デンソー　ＤＳＴ-i　でＡＴ内の油温を見ます。

この機械は起動が早く、この程度の作業ならとても頼りにしています。

油温が５０度もあります。

これがなかなか冷めてくれないのです。

フルードレベルを調整するのに余裕をもって３０度半ばまで車両を冷まします。

レベル調整はシビアでして、私は最重要視しています。

規定温度でオーバーフローチューブより余分なオイルを排出し、ドレンボルトを締めれば作業終了です！

ペーパーウエスにしみこませたＡＴＦです。

もともとの車両のＡＴＦが向かって上側で、オーバーフローチューブから排出したＡＴＦが手前側です。

一目瞭然ですよね。

試運転させていただいた感想ですが、出だしがスムーズになり、変速時のタイムラグがなくなりました。
燃費も向上すると思います。

オーナー様に感想をお聞きしたところ、まるで別の車に乗っているようでドライブが楽しくなったと感激のお言葉をいただきました。

これだけ喜んでいただけると、私もうれしくなります。

せっかくＡＴＦを交換する以上は状態にもよりますが、１度完全入替をお勧めしています。

劣化したＡＴＦと新しいＡＴＦが混ざることで劣化を早めますので。

当社は交換量よりも交換率を重視しております。

ＡＴＦ交換 ＣＶＴＦ交換トルコン太郎 による圧送交換は　トルコン太郎設置店　愛知県 豊明市 Ｍ’ｓ　Ｆａｃｔｏｒｙ にお任せください！！